上場されている大手検査機器メーカーご担当者様の依頼で製作しました。
ケースに収められている商品はある器具の測定精度をチェックする際に使用される道具です。
“精度の高さと信頼性がつたわるブランド感のあるパッケージ” がテーマでした。
基礎となる筐体は、弊社が所有するモデル＃56の金型をご利用いただくことを提案し、金型費用をかけない製作を提案させていただきました。初期費用をかけたのは安価な抜型代とロゴマーク箔押の版代だけです。外装の素材にはレザーに近い質感をもつ海外製の”レザーペーパー”を選定しました。
“すべての商品を欧州RoHS指令に対応させる”というお客様の企業ポリシーに従い、外装素材・筐体用の樹脂・ヒンジ・繊維材料・ウレタン台紙等の材料はすべて、RoHS基準を満たしたものを選んで製作しています。このパッケージはRoHSの要件を満たす材料構成になっています。
製品を収めるウレタン台紙は表面の平滑度を重視し、密度の高い15㎜厚のポリエチレンを選定し、社内のカッティングプロッターでカットしています。刃先を振動させながら素材をカットするヴァイブレーションカットができるこの機械で、PC画面上のＣＡＤで設計したとおり、自在なデザインでウレタンをカットすることができます。
品質はもちろんのこと、小さなロットでの製作もご都合に適ったようでお客様にはご満足いただけ繰り返しオーダーをいただくたびに弊社堺ラボにて製作しています。
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受注ロット：50－100個／回
参考価格：＠900－1200（ロットによる）
※型代・版代など初期費用別途