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コクヨデザインアワードとは
コクヨデザインアワードは、コクヨ株式会社が主催する国際的なプロダクトデザインコンペティションです
2002年にスタートし、毎年ひとつのテーマのもと、文房具や家具など、人の「はたらく・まなぶ・くらす」に関わるプロダクトのアイデアを世界中から募集しています
このアワードの大きな特徴は、「アイデアを実際に製品化する」ことを前提としている点です
審査では、デザインの美しさや独創性だけでなく、「商品としての実現可能性」や「使う人の体験」を重視しています
受賞作品の中からは、商品化され市場に送り出されている物もあります
2025年のコクヨデザインアワードは、「prototype(プロトタイプ)」をテーマに開催されました
「プロトタイプ」とは、完成品の手前にある試作品や原型を指す言葉ですが、今回は「次につながる可能性をもつアイデアの原型」として定義
単なる形状や機能の試行ではなく、思考を重ねてたどりついた“ひとつの答え”が、次のアイデアや創造へとつながっていく──そんな起点としてのプロダクトが求められました
テーマに込められたのは、「未来を切り拓く第一歩としてのデザイン」
他者のインスピレーションを引き出す“未完成の力”に注目した、先進的なコンペティションとなりました
KOKUYO DESIGN AWARD 2025
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2025年 グランプリ受賞作品「NEWRON」について
2025年の応募総数1,448点(国内716点、海外732点)の中からグランプリに輝いたのは、デザイナーの 川田敏之さんによる作品「NEWRON(ニューロン)」
川田さん→ Instagram
このプロダクトは、「書く」ことと「脳を刺激する」ことを同時に実現する、まったく新しい発想の【アイデアを生み出すためのペン】です
特徴的なのは、グリップ部分に設けられた自由に着脱可能な突起状のデザイン
これは見た目の装飾ではなく、「指先の触覚刺激」によって脳を活性化することを目的としています
人の指先には多くの神経が集中しており、指先を動かしたり刺激することで脳が活性化される
「NEWRON」はそのメカニズムに着目し、“触って楽しい”、“刺激を感じる”という体験を通して、より創造的な発想へとつなげるツールです
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三栄ケースが制作を担当
グリップ一つひとつにフィットする、特別設計のオリジナルパッケージ
この革新的なプロダクト「NEWRON」をより魅力的に届けるため、三栄ケースではオリジナルパッケージの制作を担当しました
特徴的な突起グリップに合わせ、一本一本の形状にぴったりとフィットするウレタン加工を採用
形状保持と保護性を両立しつつ、商品コンセプトである「触覚からの創造性」を損なわない設計を追求しました
このたび、「NEWRON」というユニークで創造的なプロダクトにケース製作という形で関わらせていただけたことは、私たち三栄ケースにとっても大きな喜びであり、貴重な経験となりました
グランプリという素晴らしい結果に結びつくプロジェクトに携われたことを光栄に思うと同時に、心より感謝申し上げます
今後も、三栄ケースはプロダクトの価値や想いを最大限に引き立てるケースづくりを通して、ものづくりに関わる皆さまの挑戦を支えてまいります
アイデアの可能性を“カタチ”にするパートナーとして、ぜひお気軽にご相談ください
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