フラワーアーティストの中村くるみさんは、日頃から仲良くしているお客様でもある友人が突然連れてきてくれました。
hugflor インスタグラム
https://instagram.com/hugflor?igshid=eheuz67l9bt9
本格的に修行したわけではない我流で、事務職のOLとして働きながら、自分の部屋で製作した作品をインスタグラムにコツコツとアップしているうち、梅田阪急のバイヤーの目に留まり、ポップアップストアの出店が急遽決まったため、ギフト用の箱を1月半ぐらいで用意しなければいけなくなったという、アーティストらしい破天荒な相談の内容でした。
コツコツと自分の手で作った作品をSNSで紹介、受注してから、お客様の好みや意図をイメージして、季節に合ったテイストを織り込んで、お送りして…一度には受けきれないほど受注するようになっても、独りでこのすべてをこなしている彼女が、またひとつ上のステージに上がろうとしている場面に立ち会えることが、貴重な機会に思えて、こちらからも二つ返事でこの仕事を引き受けさせていただくことにしました。
製作にいたるまでには、いくつかの課題がありました。
・ロットが少なめ(希望は100-200個)
・どのような形状、質感、サイズ、機能性が必要になるか掘り下げて理解する必要性
・時間の制限がある ― 企画が白紙の状態から納品まで2ヶ月間
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これらは確かに課題でしたが、彼女と何度かお会いしてディスカッションを重ねることで、どのような箱であるべきかという方向が決まったあとは、色や装飾イメージに関して、持ち前の明確なイメージ力で、彼女がブレなくジャッジしてくれてスムーズに仕事が運びました。
製作ロットは150ヶで、折箱では最小といえる小ロット生産となりましたが、仲間の工場が快く引き受けてくれました。弊社はもはや自社工場の生産だけにこだわっておらず、築いたネットワークのなかから適した工場に製造はお願いするようにしています。
梅田阪急での1週間のイベントは大盛況のうちに終了し、お預かりする予定だった在庫を急きょ追加で持ち込むほどでした。このギフト箱がお客様のあいだで好評だったと大変喜んでいただけました。
この評価の要因は、彼女の解像度の高いイメージ力と、自身のビジネスを立ち上げるために作っていたブランドロゴのおかげが大きいと思っています。しっかりと作られたクオリティーの高いロゴのおかげで、ブランド用ギフト箱として高いレベルで成立させることができました。
ロゴのクオリティーは箱にとってとても重要です。必要な場合には、ロゴ制作のご相談も弊社でお受けできるようになっています。詳しくはご相談ください。