ダーツを収納するギフトケースを造って欲しいですと、四国の包装資材商社さんからお問合せのお電話をいただくことからこの案件は始まりました。このギフトケースはそれから何度もご注文をいただいていますが、遠方ということもあり、ご担当いただいているミヤモトさんとはまだお会いできずにいます。ですが、いつも電話で和やかにお話をさせていただき、ご信頼いただける仲になっているのがありがたいです。
はじめはジュエリケースのような特殊なギフトケースについて、どこにどう相談していいのかわからず、ネットの検索で弊社を見つけてお電話くださいました。私たちもお問合せをいただき、サンプルの矢が送られてくるまでダーツの矢を触ったことももありませんでしたが、送られてきたダーツのモックサンプルから、商品に合うサイズを持ち型リストからチョイスし、ウレタン製の台座を設計して、ケースの現物サンプルをご提案することで想像されていたものをカタチにしてご提案することができました。
おなじパッケージ業界で梱包資材を扱っているプロのでも、慣れていないギフト用パッケージの提案となると、いったい誰に頼めばいいのか、またどこから話を始めて、どのように進めればいいのかは、わかないのが当たり前です。自社の商品開発に集中してきたみなさんの前に、最終的に立ちはだかる末端の課題がパッケージの考案となりますが、大企業は例外として、販促を考慮したパッケージの企画にまで時間や労力はなかなか割けないというのが中小規模の会社の現実ではないでしょうか。
そんな状況とご担当者様の不安を理解したうえで、お問合せくださったお客様に寄り添って、カタチにし、流通の設計のことまで並走して提案することがパッケージのプロである我々の仕事です。商品を収めるパッケージをカタチにするまでのプロセスは、とても面倒くさいことでありながら、販売結果にもかかわる重要な課題です。その面倒な仕事を引き受けて解消し、みなさまの販売計画に貢献することが私たちが果たすべき役割だと感じています。
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使用モデル:既存金型 #56型
この案件の受注ロット:1000-3000個
納期目安:2-2.5ケ月
備考:300個~色替え提案可能
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