2022年にはいってから、おもに営業部が仕事をしている事務所内のリフォームを進めています。
前のブログ( )で書いたように、コロナのおかげでそれぞれの働きかたや意識が変わってくるなかで、
居心地のよい場所をつくることも大切な課題だと感じるようになりました。
欅の無垢天板の大きなテーブルを創ることが、オフィスリノベーションの中心となっています。
この大きな天板は、2年前の夏に経営者の友人らと会社訪問をさせていただいたご縁に導かれて、
奈良県吉野郡の徳田銘木さんで出会った板です。
板の選定に同行いただいたのは、このテーブルの加工をお願いする京丹後市の福田工務店の福田社長です。
木製品の製作相談をしたり、木製品の装飾の相談をお受けしたりというパートナー関係です。
福田社長も徳田銘木さんとは長年にわたるお取引があり、徳田社長はぼくらの共通の知人というご縁で、
吉野までの道のりを二人でいろいろな話をしながら往復しました。昨年2021の1月のことでした。
徳田銘木 ウェブサイト
https://www.tokudameiboku.jp/
KUKU 福田工務店 ウェブサイト
https://kukulife.jp/
木工に関わる業界では、徳田銘木さんの名を知らない人はいないのではないでしょうか。
つねにすごい数量の銘木をストックされており、ひとつひとつの木材にその来歴を感じさせる佇まいがあります。
徳田社長には、自由に好きなだけ視てしっくりくるモノと出会ってくださいと、広大な倉庫にとおしていただきました。
多くの銘木に囲まれて、倉庫の中の行き来を繰り返し、このケヤキに出会うまでに2時間ほどかけさせてもらいました。
< 数多くの銘木を取り揃えている徳田銘木さんの倉庫 > |
< 福田工務店さんからの初期ラフ図案 > |
様々な樹種、特長と雰囲気のある木目のなかから、比較的シンプルで素直な美しさのあるこのケヤキの天板なら
これから先、どんな心境の変化があっても飽きることなく、また先にパスする人たちにも受け入れやすいだろうと想像して選びましたが、のちに加工してくれた福田工務店さんによれば、このケヤキの樹齢は200年越えているとのことです。
おそらく、会社のどのメンバーよりも長くテーブルとして使われ続けることになるだろうと思います。(⓶につづく)