お仕事でアラブ首長国連邦の都市アブダビに来ています。
首長国連邦といえば、ドバイが圧倒的に有名な都市になっていますが、ここアブダビこそが国の首都でこの国の政治の中心地です。経済規模もドバイの倍以上あるのですが、ドバイの都市国家としての運営手法が優れていることは否めませんね。
1週間ほどの滞在でクライアントの展示会の手伝いと、この国の市場を視察するのが今回のミッションなのですが、来てみると、なんとフランスのルーヴル美術館の分館がここアブダビにできていることを聞き、仕事を放りだしてw さっそく見学に行ってきました。
展示点数はフランスの本館とは比較にならないそうですが、それでもすべてをじっくりと観るのに閉館ギリギリまで4時間をかけました。美術館そのものがかなり広いし、近現代美術は工事中で、これから展示物を増やしていくとのことで点数は30点程度のものでしたが、全体のボリュームに不足はありません。
最近の自分の興味は、近現代芸術よりも紀元前のプリミティブな創作物にあります。技術や道具のない時代でも、ヒトは機能面とは関係のない部分に工夫を加え、装飾を施そうという意思があります。その性のありかを想像することを始めると、空想が止まらなくなります。